こんにちは、TSM渋谷入学事務局です!
今回は、音楽の専門学校TSM渋谷による音楽業界「お仕事紹介」シリーズの第三弾、『ドラマーになるには?』です。
多くの卒業生をドラマーとして音楽業界に送り込んできたTSM渋谷が、プロのドラマーになるために必要なことをお教えしちゃいます。
「将来ドラマーになりたい!」
「ドラマーになるには何をすればいいの?」
「ドラマーに向いてるのはどんな人?」
といった方の疑問にお答えしていますので、ぜひご覧ください!
ドラマーとは?
ドラムを叩き、音楽を通して人に感動を与えることができる仕事です。
ロック、ポップス、ブルース、ボサノヴァ、ジャズ、フュージョン、ハードロック、へヴィメタルなど、様々な音楽ジャンルに合わせて演奏することが求められます。
ドラマーの仕事内容
同じ曲でも、その人のテクニックはもちろん、感性によって、曲のイメージはガラリと変わってきます。ドラマーとして、バンドやソロでCDを出したり、アーティストのバックやサポートでコンサート・ライブ活動などを行います。多くの場合は、スタジオミュージシャンや、音楽学校の講師などをしながら生計を立てていきます。
ドラマーとしての活動の種類
1.デビュー
プロダクションやレーベルに所属し、バンドやソロ、ユニットなど、何かしらの形でドラマーとしてデビューすることを指します。
会社からCDをリリースしたり、ライブ活動やメディアに出ることが主なお仕事になります。
2.スタジオミュージシャン
スタジオミュージシャンとは、自分以外のミュージシャンがレコーディングをする際に手伝う形でドラマーとして演奏を行い、収入を得ている人のことを言います。
他人のために演奏することが中心となり、中には自ら作曲や編曲を行う人もいます。
3.音楽講師
音楽教室・音楽専門学校・音楽大学でドラムの講師として働くことを指します。
講師になるために必要な免許などはありませんが、ドラムの演奏テクニック、音楽理論や歴史の知識、最先端のシーンの分析力など、音楽への総合的な理解と「人柄」が必要になります。
ドラマーに向いている人ってどんな人?
1.責任感の強い人
楽曲の中枢となるリズムを担当する楽器なので、他のパートを支える度量が必要です。
目立ちたい気持ちも大事ですが、裏のリーダーとしてしっかりイニシアティブを握る必要があるパートです。
2.歌が好きな人
ドラムは歌(ヴォーカル)と距離が近いパートでもあります。
ヴォーカルの気持ちを読み取って演奏することで、アンサンブルもよくなります。
リズムを刻むことが基本ですが、活躍しているドラマーは歌心のあるプレーヤーが多いです。
3.吸収力が高い人
一言でいうと吸収力が必要なパートです。
様々なジャンルを演奏することが多いため、幅広く音楽を聴いて練習する必要があります。
色んなことを体験して吸収したいという気持ちが重要です。
ドラマーになるのに才能は必要?
ドラマーにもっとも大切な才能は、「人を支えたいという責任感」と「楽曲に対する探究心」、そして「人とのコミュニケーションを大切にできること」です。
楽曲の演奏には感性も必要ですが、セオリーも大切です。
他パートとコミュニケーションをとり演奏の大黒柱になることで、いい音楽を創造することができます。
ドラマーになるために専門学校に通うメリット
1.日々練習できる環境がある
ドラムはギターやベースなどと違い、自宅で練習することが困難な楽器です。
常日頃からドラムセットで練習できることは大きなメリットです。
2.音楽業界のことを知れる
ドラムの仕事といっても漠然としたイメージを持った方が多いと思います。
専門学校なら、現役のプロが現場で必要なスキルや需要のあるプレーヤーの特性などを教えてくれるため、音楽業界のことを深く知ることができます。
3.在学中からプロの現場を経験できる
多くの専門学校の場合、在学中からプロの現場を経験するチャンスがあります。
TSM渋谷なら、カリキュラムの一貫で、在学中からドラマーとしてプロと共演できるチャンスが豊富にあります。プロの現場を体験することで、授業では学ぶことのできない実践力を身につけることができます。
ドラマーになるためにオススメの練習方法
1.クリック練習(チェンジアップ・チェンジダウン)
タイム感を養うために必須の基礎練習です。
チェンジアップとは、4分音符、8分音符、3連符と徐々に1拍の中での音符を増やしていく練習のことです。
チェンジダウンはその逆の流れで音符を減らしていきます。
場所を選ばず練習できるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
2.ダブルストローク
ドラマーはスティックコントロールも大切です。
ダブルストロークとは、1回の動きで2打叩くことを指します。
最初は難しいかもしれませんが、練習することでスティックコントロールも上達し、表現の幅が広がり、ドラムがもっと楽しくなります。
3.楽曲のコピー
楽曲をコピーすることで、曲の構成やフレーズ、音色などを学ぶことができます。
年代を遡りドラムの歴史を学びながら楽曲をコピーすると、よりドラムを深く知ることができます。
歴史を知るのもプロになると必要な知識です。
ドラマーになるために身につけておきたい習慣
1.リズムトレーニング
どんなにスティックコントロールが上手く、かっこいいフレーズが叩けても、リズムが崩壊してしまったら意味がありません。
スティックがなくても、メトロノームさえあれば練習はできます。
ドラムは音楽の中枢であるリズムを出すという責任を自覚し、リズムトレーニングは欠かさないようにしましょう。
2.様々なジャンルの楽曲を聴く
様々なジャンルを演奏することが多い楽器なので、好き嫌いせず色んな楽曲を聴きましょう。
勉強のためでも必要ですが、色んな楽曲を聴くことで新しい価値観を見つけることもできます。
3.ストレッチ
ドラムといえば筋肉が必要というイメージですが、柔軟性も必要です。
体が硬いと無駄な力が入り、 音が詰まって聴こえたり、すぐに疲れてしまったりと良いことがありません。
常に脱力して演奏できるよう、身体のストレッチは毎日欠かさずやっておきましょう。