TSM渋谷ブログ
2021年7月23日
夏休みに観たい!定番音楽映画 10選+α
お疲れ様です!
パフォーミングアーツ科 教務の鎌田です。
毎日暑くてすっかり夏ですね!
一部の授業やプロジェクトを除き、
学生達は7/22より夏季休暇に入っております。
さて、そんな夏休みですが、せっかくなので有意義に時間を使いたいですね!
ステイホームの時間も増えるかなと思うので、映画をたくさん見てみるのはいかがでしょうか??
外に行くにしても映画館は涼しくて、最近はしっかりディスタンスが取られているので快適です。
この夏の話題作、細田守監督の『竜とそばかすの姫』も公開されましたが、
この映画でも仮想世界の歌姫が主人公ということで
映画の中でも音楽がテーマであることが非常に多いです!
『竜とそばかすの姫』はまだ観られていないのですが、
仮想空間のライブシーンがスゴいとの噂で、
マクロスΔとかを観た時にも思いましたが、
未来のライブを感じられて、エンタメ業界の一人の人間として、とても刺激を受けることができるのではと、とても楽しみにしています!
ということで、
これを機に音楽を仕事にするみなさんに観ておいて欲しい定番中の定番である音楽映画をご紹介したいと思います!
どの作品も、音楽を仕事にするのであれば
好き嫌いに関わらず一度は見ておいた方が良いというくらい定番のものなので
良かったら参考に参考にしてみてくださいね♪
※
こちらは、一人の音楽業界人、音楽ファンとしてオススメするものであり、
学校の教材や必修としているものではございません。
また、演出上、学校が薦めるものとして相応しくないシーンが含まれるものもございますが、映画紹介という性質上、
ご了承のほど、お願い致します。
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➀ さらば青春の光 (Quadrophenia) 1979年
➁ ブルース・ブラザース (The Blues Brothers) 1980年
➂ 天使にラブ・ソングを… (Sister Act) 1992年
➃ スクール・オブ・ロック (School of Rock) 2003年
➄ RENT/レント (Rent) は、2005年
⑥ ドリームガールズ (Dreamgirls) 2006年
⑦ マイケル・ジャクソン THIS IS IT (Michael Jackson’s This Is It) 2009年
⑧ セッション (Whiplash) 2014年
⑨ グレイテスト・ショーマン (The Greatest Showman) 2017年
⑩ ボヘミアン・ラプソディ (Bohemian Rhapsody) 2018年
番外編➀ バック・トゥ・ザ・フューチャー (Back to the Future) 1985年
番外編➁ ウィ・アー・ザ・ワールド (We Are The World) 1985年
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➀ さらば青春の光 (Quadrophenia) 1979年
→名曲「My Generation」や名盤『Who’s Next』などで有名なイギリスのロックバンド The Whoによるロック・オペラ『四重人格』(原題 : Quadrophenia)を原作とした映画。
フィクションですが、当時の若者の考え方や雰囲気を感じられ、そして何よりモッズ・カルチャーに触れることが出来ます。
若い間に観たほうが心情に共感できるし、めちゃくちゃカッコいいモッズファッションも刺激になると思います!
➁ ブルース・ブラザース (The Blues Brothers) 1980年
→もともとはテレビ番組の人気コーナーから、
そのキャストとバンドをベースにストーリーをつけて映画化したもので、コメディやミュージカル要素も強い傑作エンタメ映画!
伝統的なBlues, Soul, R&Bよりもデフォルメされていますが、
そのぶん とても分かりやすいので、
「Sweet Home Cicago」や「Gimme Some Lovin’」といった楽曲を授業で課題曲として取り上げる場合はこの映画のバージョンをもとに勉強することも多いです。
➂ 天使にラブ・ソングを… (Sister Act) 1992年
→クラブ歌手であった主人公が、ひょんなことから修道院にかくまわれて、聖歌隊で活躍していくミュージカル・コメディの傑作!
コミカルでキュートで温かい気持ちになり、そして
圧巻のヴォーカルパフォーマンスは、ゴスペル好きでなくてもグッとくるものがあるはず!
Heatwaveなど、課題曲で取り上げるモータウンの曲もいくつか歌われています。
続編の2, 3の方が日本では知られている曲が多いかもしれないので、そちらも合わせてオススメです♪
➃ スクール・オブ・ロック (School of Rock) 2003年
→ジャック・ブラック主演のコメディ映画!
ライブ中にステージダイブして受け止めてもらえずフロアに落ちるような しがないロックミュージシャンの主人公が、
勘違いから一流小学校の教師になり、ロックを教えるという、、、観ている側ワクワクしながらも、フィクションなのにハラハラ、でも最後にはスッキリできる最高の映画です。
こんな学校あったら良いなと思った方!
このままではないですが、TSM渋谷は結構近い部分はあると思いますよ!
ただし、こちらはしっかり業界で仕事をされている先生が教えてくれますのでご安心ください(笑)
ちなみにジャック・ブラックは音楽的にもコメディ的にもレベルの高いTenacious Dというユニットでも活躍していて、
最近アップされたThe BeatlesのAbbey Roadメドレーのカヴァーはポール・マッカートニーにも絶賛されていました!
→ブロードウェイ・ミュージカル『レント』の映画版。
ニューヨークを舞台に登場人物はみんな命、性、薬物、レント(家賃)の支払い、そしてエイズの陰で生きる人生についてなど悩みながらも力強く生きています。
研究科のヴォーカリスト向けゼミ「ブロードウェイ・セミナー」では、本作を授業で取り上げ、ミュージカルを通じて表現力や人間力を磨いていきます。
昨年の発表会の模様がYouTubeでご覧いただけますので、良かったらチェックしてみてください!
→「You Can’t Hurry Love」や「Stop! In The Name of Love」等で知られるモータウンレーベルの女性グループ The Supremesがモデルになっているミュージカル映画!
史実を基にしたフィクションなので映画の中では『The Dreams』というグループ名で登場します。
あのビヨンセやジェニファー・ハドソンらがメンバー役を務めているので、とにかくパフォーマンスが圧巻!
ちなみにエディ・マーフィーが演じている役はサム・クック、ウィルソン・ピケット、マーヴィン・ゲイなどがモチーフになっていたり、
フィクションで時系列も少し脚色がありますが、当時のモータウンの勉強になります。
歌われる楽曲は、数々の名曲に加え、映画オリジナル曲がとにかく素晴らしく、スタンダードナンバーに負けない名曲となっています。
⑦ マイケル・ジャクソン THIS IS IT (Michael Jackson’s This Is It) 2009年
→2009年6月25日に亡くなったマイケル・ジャクソン。
その7月から公演を予定していたロンドン公演のリハーサル映像を基に制作されたドキュメンタリー映画です。
マイケルの映像作品やライヴ作品はどれも素晴らしいですが、
色々あった2000年代のマイケルでしたが、2009年にいまだにこれだけの表現力があって、若い才能と切磋琢磨してこれだけのものを作り上げようとしていていたことが伝わってきます。
特に若手の女性ギタリスト、オリアンティは話題になり、当時、専門学校の女性ミュージシャンたちのなかでも憧れの存在でした!
→後に「ラ・ラ・ランド」の監督を務めるデイミアン・チャゼル監督による映画。経験を基にしているとのことですが、基本的にはフィクションです。
ちなみに、音楽の楽しさを表現している「ラ・ラ・ランド」とは逆に、音楽でレベルアップするための苦悩を描いているのがこの「セッション」。
アメリカ最高峰の音楽学校でジャズ・ドラマーを目指す主人公の話ですが、
原題「Whiplash」=鞭打ち という直訳するとちょっと怖いタイトルの通り、非常に厳しい指導者が出てきます。
今の時代の日本このやり方が正しいかは賛否がありますし、というか無しだと思いますし、
本校でも、こういった度を超えた指導や、物を投げる行為などは決してありませんが、
ストーリーや演出が素晴らしく最後までしっかり観ると爽快感もあり、音楽と真摯に向き合うことについて考えさせられます。
⑨ グレイテスト・ショーマン (The Greatest Showman) 2017年
→きっと観た方も多いのではないでしょうか!?
19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画で、エンタメとして傑作です!
言うまでもなく音楽も素晴らしく、
キアラ・セトルが歌う主題歌「This Is Me」は既にスタンダードと言える位の名曲で、
今年度の入学式でもパフォーマンスさせていただきました!
主演のヒュー・ジャックマンがジャン・バルジャン役で知られるミュージカル映画「レ・ミゼラブル」や
同じくザック・エフロンが知られるキッカケとなった映画「ハイスクール・ミュージカル」も名作なので
よかったら合わせてチェックしてみてください♪
⑩ ボヘミアン・ラプソディ (Bohemian Rhapsody) 2018年
→こちらもみなさんご存じの2018年の大ヒット作!
イギリスのロックバンド Queenのヴォーカリスト、 フレディ・マーキュリーを主人公にした伝記映画。
時系列など少し史実と異なる点もありますが、ドラマとして、エンタメとして分かりやすく優れた作品にする演出として観て頂ければと思います!
ヒット作ということで、あらためて説明するのも烏滸がましいのですが、
クライマックスシーンに設定されているLIVE AIDのシーンは本当に感動ですし、
個人的には、実際のライヴでは撮影できない、映画ならではのカッコいいカメラワークが楽しめるのも大きな見どころだと思っています!
ちなみに敏腕マネージャーのジョン・リードが悪役(?)として登場するエルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』の方もおすすめ!
より歌の使い方やエフェクト(演出)がミュージカル的、
共通するテーマがありながらもエンタメ性が非常に高く、ボヘミアンが感動的な演出すぎて抵抗があった方にも好評な作品です!
番外編➀
バック・トゥ・ザ・フューチャー (Back to the Future) 1985年
→音楽映画ではないと思うので番外編とさせていただきましたが、
チャック・ベリーのJohnny B. Goodeをタイムスリップした1955年にVan Halenばりのプレイで弾きまくるシーンは、
音楽好き同士で会話する時に話題によく出てきたり、絶対に外せないシーンです!
それを抜きにしても映画史に残るワクワク感がすごい名作なので、まだ観たことのない方は観てみてください!
2と3も合わせてオススメです!
番外編➁
ウィ・アー・ザ・ワールド (We Are The World) 1985年
→1985年、アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチーが共作、プロデュースをクインシー・ジョーンズが担当した有名なチャリティーソング。
そのメイキング映像もまた素晴らしくて、映画ではないので番外編とさせていただきましたが、是非これも一度は観て頂きたいです!
その時代にスターだった豪華なメンバーが1日だけスケジュールを空けて、一堂に会しレコーディングする様子は圧巻!
個人的にはシンディ・ローパーのアクセサリーがジャラジャラうるさいというユーモラスなやりとりのあとに超ハイトーンで歌い上げるシーンや
このメンバーの中にあって、ものすごい個性を出してくるブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランが個人的にはお気に入りです。
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少々2000年以降が多くなってしまいましたが
他にこのあたりも定番と言って差し支えないかなと思います!
・サウンド・オブ・ミュージック (The Sound of Music) 1965年
→『ドレミの歌』や『私のお気に入り(My Favorite Things)』等の楽曲があまりにも有名な名作ミュージカル映画!1930年代の辛い時代背景も心に刺さります。
・ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間 (Woodstock) 1970年
→1969年に開催された伝説のフェスの記録であるドキュメンタリー映画。
ジミヘンやサンタナ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンなど今や伝説的なアーティストたちが一堂に会しています。
同時期のフェスで同じくスライやスティーヴィー・ワンダー等が出演し、最近、映像が発掘され公開された『サマー・オブ・ソウル』もあわせて要チェックです!
→ベートーヴェンやシューベルトも育てたサリエリを中心にモーツァルトを描きます。音楽映画というか映画として傑作!
・永遠のモータウン (Standing in the Shadows of Motown) 2002年
→スティーヴィー・ワンダー、Jackson 5をはじめ、多くの有名アーティストを輩出し、数え切れないほどの名曲をヒットチャートに送り込んだ伝説のレーベル、モータウン。
その黄金期を支え『モータウン・サウンド』を確立したレコーディング・バンド「ファンク・ブラザース」を中心に貴重な当時のインタビューや演奏シーンなどを基に振り返る。
ヴォーカリストにもミュージシャンにもオススメです!
→とても華やかでファッショナブルな魅力あふれる名ミュージカル映画!アイデンティティの大切さも感じさせられます。
、、、などなど結局10選よりかなり増えてしまい、
まだまだ紹介しきれないくらい素晴らしい映画が沢山あります!
次の機会には、少しだけ定番からは外れて、
個人的な好みも反映させたご紹介もさせて頂ければと思います!
では、コロナや熱中症に気をつけながら
良い夏休みを過ごしてください♪
鎌田
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