TSM渋谷ブログ
2021年2月6日
TSM渋谷 最近増えてきた5弦ベースについて②
皆さんこんにちは!
TSM渋谷音楽テクノロジー科教務の村山です。
2/2㈫のブログでお伝えした
「初めて5弦を買うときにどこに注意すればよいのか?」
という内容の続きとして、
今回は!
4弦と、5弦の違いや、
5弦ベースの演奏のコツについてもご紹介いたします✨
まず、4弦と、5弦の違いについては、
僕はシンプルにLow B弦の分だけ弦が多い。
この一点のみだと思います。
弦が一本増えるだけでその一本分縦移動のフレーズが
弾けるので表現の幅は広がりますよね。
とても魅力的です😊
さて、このLow B弦。
この弦は本当に曲者で、とにかく鳴らすのが難しいのです💦
というのもここからは少し込み入った話になるのですが、
ベース弦のテンションを数値で見たときに、
各弦B・E・A・D・Gのなかで一番テンションが強いのは
基本的にはD弦であることが多いのですね。
(といいつつ各社が出している各弦によって
多少の差異はあります💦)
詳しくは各社から出しているベース弦のパッケージなどを
ご覧ください。裏面などに記載してあります!👀♪
さて、逆に一番テンションが緩いのはどの弦か。
これはカスタムでオーダーしていない、
お店で売っている基本的なラインナップの上では
B弦になります。
テンションが緩いと弾いた時の弦の跳ね返りが非常に激しくなるため、
フレットにあたって弦がビビったりして非常にノイジーな音になります。
さらに言えば音が人間の可聴域のギリギリで音程がつかみにくいため、
綺麗に聞き取れるように鳴らすのが非常に難しいということなのです❕
ここからさらに細かな話をすると5弦は弦が一本増える分楽器の質量が増えるため、
共振させるのが難しくなり、どうしても相対的に4弦と比べて音の明るさが減ります。
ではLow Bを綺麗に鳴らすにはどうしたらいいのか❓
一番手っ取り早い方法は弦のテンションを稼ぐことです👍✨
テンションを稼ぐには主に下記の二つの方法になります🔍
①弦を特注で注文する。
5弦だけめちゃくちゃ太い弦にするということですね。弦をオーダーするということになりますので弦交換のたびにお金もかかるし、弦は消耗品なのでコスパは非常に悪いです。
また、弦が太くなる分だけプレイアビリティも損なわれます。これは非常に問題です。
②マルチスケールやエクストラロングスケールの採用
一番現実的に考えていくとするならこの辺りではないでしょうか。
通常よりもスケールを長くとることにより、テンションを稼ぐという方法です。
マルチスケールであれば低音弦が長く、高音弦は短いので音のバランスも弦のテンションのバランスもとりやすいのでお勧めです。
⇩下の写真は私が個人的に所有しているDINGWALLのCC3 Customです📸✨
もちろん通常のベースよりもスケールが長かったり、
スケールが弦ごとで違う分、演奏には慣れが必要ですが、
慣れてしまえば問題ないかと思います。
(むしろ自身のプレイを見直す良いきっかけになるかも✨)
さて、テンションについては上記の通りですが、
これ以外にも5弦ベースは気を付けなくてはならないことがあります。
まず演奏の際にはしっかりミュートをすること❕
ミュートができてないと不必要な共振で音がモワッとしてしまいます。
これは弦楽器すべてに共通することですが、弾いてない弦はきっちりミュートをしましょう✔
次にピッキング!
これも弦楽器すべてに共通していますが、ピッキングによって
弦をしっかりコントロールすることで5弦はとても頼もしいパートナーになります😊♪
ちなみに、実はTSM渋谷にも多弦使用者が多数在籍しています✨
みんなしっかりコントロールしきって自分の強い味方にしています!
頼もしい限りですね🎶
TSM渋谷では各パートの楽器レッスンの他に、
作曲やレコーディングのレッスン、PA/照明/舞台や、
企画制作・マネージャーなど裏方のレッスンがあります!
多弦ベースの方も大歓迎!
バッチリスキルアップできますよ♪
2/14㈰はスペシャルダブルレッスンDAY✨
通常1レッスンの開催のところをこの日は2レッスン開催します!
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ご参加お待ちしております!
以上、TSM渋谷音楽テクノロジー科教務の村山でした😊
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